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世界の基軸通貨と言われる米ドル(USD)は、他の国の為替レートを決定する上でも極めて重要な通貨であると言えます。
以前はイギリスのポンド(GBP)が、『基軸通貨(キーカレンシー)』とされていましたが、第一次世界大戦以降は、戦火に覆われたヨーロッパ全体の疲弊に加え、世界各地に有していた植民地も独立の機運の高まりを見せるなど、次第に大英帝国としての覇権を失い、逆にこの戦争の特需によって国力を増した、アメリカの通貨ドルが取って代わることとなりました。
「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引く」などと揶揄されることもありますが、世界の基軸通貨となったドルの取引量は莫大で、その上世界一の債務国でもあるため経済的結びつきの強い国が多く、アメリカの経済指標や経済状況により、日本のみならず世界の経済が左右されると言っても過言ではありません。
さらにFXトレードを行う上で注意したい点として、[豪ドル/円]のように、米ドル以外の通貨と日本円の取引を行う場合も、実際は[日本円⇒米ドル⇒豪ドル]と、米ドルを介在して行われるため、米ドル以外の通貨を取引する場合でも、アメリカの経済状況を鑑みる必要があります。
なお、こういった、米ドル以外の通貨と日本円の取引を行うことを指して『クロス円取引』と言い、[ユーロ/米ドル]のように、米ドルを直接的に取引することを、[米ドルストレート取引]と言います。
基軸通貨としての要件は以下の3点が挙げられます。
@多くの国において商取引の際の決済通貨とされていること
A多くの国の通貨に対して価値の基準となる通貨であること
B各国の通貨管理当局が準備資産として保有する通貨であること
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