備えあれば出番あり/ FX損益2/25結果+4,091円

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新日本プロレス・永田裕志選手
まあ知らない方もいるでしょうが、プロレスファン的には言わずと知れた強面のおじさんです。
通り名は「ブルージャスティス」
団体最高峰のタイトルIWGPヘビー級の防衛記録10を持ち、「ミスターIWGP」とも呼ばれます。
記録は後に後輩たちに超えられますが、この称号だけは今でも彼のものです。

 

彼の全盛期は新日本プロレスが低迷したいわゆる暗黒期と重なるため、実績のわりにはイマイチ評価が高まりきらず、天下を獲りそこねた男などとも呼ばれました。
その後、乗り越えられる壁として棚橋弘至選手の新時代構築に協力しつつゆっくり一線から引いていくわけです。

 

そんな永田選手もいつのまにか52才です。
近年は試合もすっかり減りました。
元気にTwitterで喧嘩を売買したり、会社直営のスポーツ教室でインストラクターをやったりと、完全に「余生」に入った感がありました。
それでもいつか来るチャンスの為に、こないかもしれないチャンスのために、トレーニングは欠かしていませんでした。
もう50過ぎなのに、コンディションの良さにかけては若いもんに半歩たりとも引けをとらない仕上がりでした。

 

今回のコロナ禍が、そのチャンスを連れてきてくれました。

 

現在IWGPのタイトルを持っているのは飯伏幸太選手という方です。
彼の所属するチームは人が少ないうえに半分ほどが外人でした。
もうお分かりですね?「外人」です。
このご時世のために、遠征に出たまま日本に帰ってこれなくなってしまったのです。

 

普段飯伏選手は棚橋弘至選手と組んで戦っているのですが、棚橋選手もタイトル持ちになった為別口で仕事をしなければなりません。
変わりの相方が必要になります。
それも、腕の確かな人が。

 

いいんだね、やっちゃって?

 

飯伏選手のパートナーとして久々に働き場を得た永田選手はイキイキとしていました。
流石に全盛期並みとまではいいませんが、攻めにまわった時の迫力は一向に衰えていません。
どれだけ日々節制してきたかが分かろうというものです。

 

腐らなかった人には、ちょっとした幸運も回ってきました。
飯伏選手の次期タイトル戦の相手が足を痛めて試合に穴を開ける事態になったのです。
さしあたりガッカリしてる今日のお客様を満足させるものを提供せねばなりません。

ここで組まれたのが、永田選手とSANADA選手との一騎打ちです。
SANADA選手というのは飯伏選手の前回の防衛戦の相手です。
勝てればまさかのIWGPタイトルマッチへの視界も開けてきます。
ちょっと前までtwitterで遊んでるしかなかったのが信じられない状況の変わりようです。

 

結果を言ってしまうと、さすがに時代を回すまでには至りませんでした。
現在最先端の選手に、奮戦及ばず苦杯を舐めてしまいました。
ですが、当日のお客さんと中継を見ていた方々の目には、永田選手の勇姿が焼き付いたと思います。
窓際にはまだ早いよ!

 

自分が必要とされる状況は唐突に、予期しないタイミングでやってきます。
ですがいざその時にチャンスに手を伸ばせるか、それだけの準備ができているかは別の話です。
タイミングが分からない以上、常に己の腕を磨き続けていないと千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまうことになるのです。

 

永田選手は磨き続けていました。
そしてチャンスをつかむことが出来ました。
長い隠忍の期間は、正しく報われました。

 

彼は今日も元気に、リング上で戦い続けています。