背に腹変えられぬか

 

二階内閣が大した考えなく放った緊急事態宣言の2週間延長で、スケープゴートにされた飲食業界から悲鳴を通り越し断末魔の叫びが上がっています。

 

報道によると小池都知事に延長要請の突き上げを喰らう前に政府からやってしまえという子供じみた考えから見切り発車したとか。

いくらなんでも政治宣伝の綱引きのためだけにこんな重大な決定をしたとは信じたくないところですが…

 

専門家の方から延長した方がいい、この2週の間に抜本的な体制整備をした方がいいと提言を受けたのも事実のようです。

まぁ、感染対策の専門家 言い換えるなら感染対策だけ考えていればいい人からそういう意見が出るのは当然でしょう。

ぶっちゃけ誰も誰とも飛沫が飛び散る範囲内に近寄らなければ、理論上コロナは増えようがないのですから。

完璧な作戦ですよ、実行不可能という点に目を瞑れば。

 

ですが自営業、特にサービス業の方々にしてみればそれは死刑宣告でしかありません。

仕事をするな、収入を得るなと同意義ですから。

 

報道によると、年末からの分の協力金のうち申請分の2/3が未だ未払いだそうです。

それどころか以前の分でさえまだ15%ほどが未払いだとか。

 

たとえ満額支払われていても固定費にもならない額だそうですが、その上従業員の給料も払わなければなりません。

飲食の大多数が規模的には資金力のない零細です。

常に泳いでいないと生きていけない魚みたいなものです。

ささやかな蓄えも放出し尽くしてしまい、もう営業するしかないところまで来ています。

 

これを批判するのは、多分公務員とか会社員でしょう。

少々給料が渋くはなっても食いっぱぐれはない(と思い込んでる)人達です。

自分たちが直接莫大な借金を背負うことのない方々です。

 

しかし考えてもみてください。

自分たちの給料を捻出している社長さんがどういう状態にあるのか。

どれだけ胃を痛めながら自分たちの給料を捻出しているのか。

見えていない、見ようとしないだけで貴方方だって状況は大して変わらないのです。

 

飲食業も自分が生きるために営業するしかありません。

そしてその分コロナが収束するのは遅れるのでしょう。

 

都や国が、期間中も耐えられる程度の協力金を速やかに出せていれば問題は起きないのでしょう。

ですがその可能性は皆無に近いです。

 

短期に集中し資金を注入してその間徹底的に休ませる、これが一番経済的なダメージが少ないということは最初から言われています。

しかしお上は小銭を惜しんで結局余計なダメージを背負い込む事を繰り返しています。

 

国が自助という名の国民の犠牲を基盤にしたその場凌ぎを続けている限り、国民の側もいつまでも従っていられない瞬間は来ます。

誰だって自分や家族が人柱にされるのは嫌なのです。